抗てんかん薬のイーケプラにより思わぬ副作用「心電図QT延長」が出ました

抗てんかん薬のイーケプラにより思わぬ副作用「心電図QT延長」が出ました

メイは小学6年生の冬休みに発作が頻発して薬の量を増やしてからは発作はピタリと止まり、中学校に入学してから間もなくあった宿泊学習でも発作が出なかったので本当にほっとしました。

しかし夏休み前、中学校から大きな封筒を持って帰ってきました。中を見ると「心疾患の疑いがある(心電図QT延長)ので医療機関を受診してください」とのことでした。

娘が心臓の病気??とても信じられませんでした。小学校を卒業するちょっと前までスイミングにも通っていたし、陸上もやっていたのに…

インターネットでちょっと検索してみると、抗てんかん薬の「イーケプラ」の副作用で心電図QT延長になることがあり、大人では稀ですが子供には比較的多いとのこと。

QT延長というのは、簡単に言えば心臓の心室がドックンと収縮するのに普通の人よりよけいに時間がかかるという状態です。

先天的にQT時間が長い人もいれば、薬の副作用などで後天的にそうなる人もいるそう。QT時間が一定以上延長していると、危険な不整脈が起こって失神したり、そのまま死亡することもあるそうです。

てんかんの治療のために通っている総合病院の小児科で相談すると「循環器の先生に診察してもらいましょう」と言われました。

循環器が専門の小児科医に診察してもらったところ、QTc(QT時間を心拍数で補正した数字)が0.5をちょっと超えているとかで、これはかなり良くないと言われました。

メイ本人に向かって「最悪の場合は心停止してそのまま死んでしまうこともあります」と医師。あまりのことに娘ではなく私が涙ぐんでしまいました。

その後24時間ホルター心電図や運動負荷試験(トレッドミル)を行った結果「睡眠中も運動中もまったく不整脈はないのでこれまで通り運動をしてもいいよ」と言われました。

そして、イーケプラはデパケンR錠に切り替えることになりました。デパケンRで太るなんてことを言っている場合じゃなかったので…

薬を切り替えるとき、何度か発作が出てしまいました。ある日は登校する直前にリビングで2度寝をしている最中に大きめの発作を起こしました。

どこを見ているかわからない目で脚をばたばたさせる娘を目の前にして、本当に恐ろしかったです!!その日は念のために学校を休ませて病院へ連れていきました。

「イーケプラでせっかく発作が止まっていたのにねぇ、残念ね」と主治医はおっしゃいましたが、QT延長で不整脈が起こって死んでしまうことの方がずっと恐ろしいです。

イーケプラを完全に中止してから1か月後、再び循環器の先生に診てもらったらQTcは0.47にまで短縮していました。

それでもまだ正常値をオーバーしているので「もしかすると先天性のものかもしれない」と言われ、1年後に再検査を受けることになり非常に落ち込みました。

それからはメイが部屋で突然死しているのではないかという恐怖におびえる日々でした。「メイ、元気にしてる?」と何度も声をかけました。

そして1年ぶりに再検査を受けると、QTcは0.41弱になっており完全に正常化していました!「良かったね、もう循環器外来に来なくてもいいよ」と言われて本当に安心しました。

薬を中止したからといってすぐに元の状態に戻るわけではなく、ゆっくりと戻っていったのでしょうか。とにかくよかったです。

娘はたまたま中学1年生のタイミングで心臓検診が学校で行われたのでQT延長に早く気付くことができましたが、小学低学年ぐらいのお子さんだと何年間も気付かないのでは??

イーケプラを服用している場合、一応こういうことも起こることがあるので気を付けてください。医師からは何も言われていなかったです。